社長経験のあるシトロが採用する時の基準を説明していきます。あくまでも私が考えている手法であって的を得ているかは分かりません。
でも、この基準さえあれば会社は最短で成長できるのではないのかと現時点では考えています。参考になれば幸いです。
会社を成長する根底は『人』
まず会社を成長させる根底には『人』です。
製造するのも販売するのも人である社員です。利益に直結する売上を上げるのは商品ですが、結局その商品を創り出すのも販売するのも最初から最後まで人なのです。
商品が良いから売れるのではなく、人が優秀だから良い商品が生まれ、商品を販売する人が優秀だから売れるのです。
会社を殺すも生かすも社長を含めた社員です。
その社員が優秀でなければ会社は成長しません。
ではここでなんども出てきたその優秀の具体的な優秀とはなんでしょうか?
学歴?違います!
頭の回転の速さ?違います!
知識の豊富さ?違います!
確かにこれらの要素もある方が良いです。でも、それはある方が良いという付随的要素であって根底のベースではありません。
社員としての優秀とは?
結論から言うと私にとっての優秀とはこの4点です。
- 優しくできる人
- 優しさに気づける人
- 優しさを記憶できる人
- 反省できる人
ここでの優しさは=気遣いです。
気遣いというワードでは少し重たいので優しさという言葉で表現しています。
なぜこの四つなのか?
なぜ幾多の要素がある中からこの四つなのかといえば、この四つの共通要素が根底にあれば、全ての仕事が円滑に快適に進むからです。無駄なく円滑に業務が遂行され、社員は継続的に快適に仕事が出来る。その環境をこの四つの要素は持ち合わせています。
会社という組織で仕事をする上では、単純な作業だけでなくコミュニケーションを取ったり、チームを組んでやり遂げなければいけない業務もあります。
そんな時にこの四つの要素が根底にないと、仕事に余計な無駄な要素、つまり人間関係のもつれやハラスメントなどの足の引っ張り合いが始まります。
これは会社にとって無駄なコストであり節約できるものなら節約したいものです。
なんなら無い方が良い。
その無い事を可能にするのがこの四つです。
どれも特に大切ですが、実際この四つの要素を持ち合わせている人は私の知る限り少ないです。
少ないからこそ会社内で揉め事が発生し頭痛のタネとなります。
会社の業績には関係ない話で生産的ではなくウンザリです。
しかし、そんな優秀な人は少ないだけでいないわけではありません。少ないけれども必ず存在します。
このような人材を忍耐強く探して集めるのです。1人でもそうではない人を入れてはいけません。
考えたくは無いですが『人』は毒にもなります。困った事に腐ったリンゴのように感染能力も秘めています。
1人でもそんな存在がいるだけで良い人達の能率は著しく低下をします。
それだけ人材の採用には細心の注意が必要です。
結果として優秀な人を丁寧に集める事が人件費の大幅な節約になります。
会社に投資する事=人に投資!
会社に投資するという事は=人に投資することです。正しい採用基準で投資をする事で、会社は成長し利益を生み出します。
極論人が良ければ、商材はなんでも売れます。時流に乗ったものが良い事は間違いありませんが、その要素よりも会社を成長させるには人です。
そして再度になりますが、その人は
- 優しくできる人
- 優しさに気づける人
- 優しさを記憶できる人
- 反省できる人
です。
実は優しくする事は1番簡単です。相手を思えば誰でも優しくなれます。ただ、その優しさに気づくのは案外難しいものです。それは自分が考えた事ではなく、相手が考えて行動した優しさだからです。相手の考えを読み取る必要があります。
そして更に難しいのが、汲み取った優しさを記憶する事です。
人は良くも悪くも忘れてしまう生き物です。この優しさを覚えてさえいれば、優しくしてくれた相手に対して常に優しくいられます。
最後の反省は私の経験則です。
失敗はしたくはないですが、私自身沢山の失敗をしています。しかし、その失敗を反省して改善させる事により多くの成功をした事も本当です。
ただここで大切なのは、失敗は失敗でもベストな考えの下でベストの行動をしての失敗です。その時々でのベストの判断で失敗をしたのであれば、その後はベストの更なる改善になるので成功する可能性は上昇します。
しかし、ただ単に行動して失敗したのではベストを改善する事は出来ないので成長する事はありません。ベストな行動には熟考が欠かせません。
少し横道に逸れましたが、反省する人は成長できます。相手の意見に耳を傾ける力もあります。この要素も大切です。